『しかし、ここの女神様は目張りがきつい(爆)』
ゲーム雑誌"電撃PCエンジン"を起点に展開したメディアミックス企画のOAV版。他の作品(漫画、ゲーム、小説/ラジオドラマ)がコミカルな作風でまとめられているのに対し、本作は原画の印象とその場の乗り一発で暴走したアニメ側スタッフにより、彼ら言うところの"聖闘士聖矢の女版"として制作された。だから他作品でおなじみの設定は反映されていない。このことをどう捉えるかで、大きく評価が分かれる作品である(Vol.2では多少の軌道修正がされてはいる)。Vol.1でのリリスの引きつった表情のカットは、本作ならではのギャグだ。シリーズ中の異端作と斬るもよし、大まじめに悪役を務めるヤミメガの皆さんをギャグと捉えて笑うもよし。また、これを前身にあたる企画「女神スタジアム」の残り香と捉えて、目を透かして想像の翼を広げるのもまた一興であろう。そして私は、読者投票で最下位のキャラにあえてスポットを当てたスタッフの粋な計らいに、画面に向かって手を合わせる毎日なのである。