『読者として応援する愉しみがないミステリー』
35才の双子のシグルマザーロビンが、産休中に偶然女性の転落事故を目撃する。更に双子の父親である別れた恋人が殺されロビンが容疑者に。元テレビプロデューサーが職場復帰目前に騒動に揉まれていくミステリーに、双子の育児も加わり、ドタバタミステリーとして愉しめそうに思ったのだが、話が進むにつれどうにも飽きて困った。
話の筋は面白いんだけど、主人公ロビンがどうも好きになれない。容疑者として疑われていくにつれ、ロビンがとる行動とその胸の内に愛嬌がない小うるさい女にうんざりして、読者として応援する気持ちになれないのだ。友人との本当の関係、事件に関わった警部との関係。全て、読者として応援する気持ち皆無になると、けっこう白ける。