内向的な女子大生・里中ゆいか(上戸彩)が、下北沢をベースとする弱小劇団・下北サンデーズと出会い、大きな感銘を受ける。サンデーズの一員となったゆいかは、貧しいながらも夢と希望を信じて生きるように…。
『池袋ウエストゲートパーク』の原作・監督コンビである石田衣良と堤幸彦が再び組んだTVシリーズであり、あえて下北沢の小劇団という、不遇な集団にスポットを当てたのが斬新と言える。ただし当初の予定より放映話数が短縮されたためか、ゆいかの加入によりサンデーズが活気づき、ピークへと上り詰めるプロセスが早急すぎる感じは否めない。
出演者の中では、ヘアスタイルを河童状にした上戸彩が、明るく元気にゆいかを演じて好印象。サンデーズの面々は、個性的なメンバーをそろえているが、お笑い系キャストの存在感が大きすぎるきらいも。それよりも、サンデーズとゆいかを見守る古田新太、北村総一朗、謎の牛乳おじさんに扮した藤井フミヤらが、その来し方をにじませた味わいを感じさせ、はつらつたる上戸と快適なアンサンブルを見せてくれる。ぜひとも続編を期待したい、好シリーズである。(斉藤守彦)