Webデザインは、仕事としてはまだ新しい分野であるといえる。各自が手さぐりで自分なりのワークフローを確立している現状のなかで、実務としてのWebデザインに必要な技術、知識、考え方をまとめた本書は、画期的な本であるといえるだろう。本書は、7章で構成されている。最初の2章はWebデザインに必要な知識や考え方について解説され、残り5章は実践を含めた技術的な部分の解説となっている。まず、第1章では、実務としてWebデザインを行うにあたっての考え方やポイントが、ほかの本では見られないほど詳細にまとめられている。チームで仕事をしていくうえでの心構えや、プレゼンテーションを成功させるポイント、プログラムとの連携の基礎知識など内容は多岐にわたる。第2章ではデザインにスポットを当て、制作していくうえでのルールやタブーについて解説されている。第3章以降では、Webデザインに必要な各ソフトウェアを使って、実際にグラフィックやアニメーション、Webページを作成する方法が解説されている。使用するソフトはPhotoshop、Flash、Dreamweaverを想定しているため、これらの操作がある程度わかっていれば、操作解説に従って本書の例と同じものが簡単に作成できる。本書は、Webデザインを業務としてすでに行っている人や、今後そのような仕事に就きたいと思っている人にとくにおすすめしたい。業務マニュアルのような位置付けで活用できるのではないだろうか。(上野祥子)
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